かげろう揺れる昼休み。 妻はわらび採る。 ゆらゆら揺れる水蒸気のように おーーーーい なーーーーによおーーーー 声まで眠たげに風景にかすれていく。 それが可笑しくてもう一度 おーーーーい なーーーーによおーーーー 毎日毎日わらびのおひたし。 わらびを哀れむようにすすきが伸びて隠すまで。