うまいくだもの園ファームステイ体験記」No.4

 山形県が応募した「やまがた農業・体験チャレンジツアー」で1泊2日当園でファームステイした方です。当園では加工所が完成しジャムの他、くだものゼリー菓子を作ることになりましたが、忙しい中東京のいろんなゼリーをサンプル用に送っていただきました。
 横浜市神奈川区 E.恵子さん
 私は今回「やまがた農業体験チャレンジツアー」に応募してこちらにきました。山形にはこれまでに二回、さくらんぼ狩りで来たことはありましたが、こうゆう形は初めてなので、実はとても不安でした。それにこのツアーの本来の主旨は就農を目的としたものですし・・・しかし奈良崎さんのお父さんもお母さんも私の本心?というかそこまで今は考えていない事はお見通しの様でした。普段会社で経理をやっていますし、勤務先は羽田空港なので平日は全然外に出ることがないんです。窓も開けませんし・・・(飛行機の音がうるさいため)そのせいか季節の変化さえ最近は感じなくなっているので、今日お父さんから果物の話をお伺いしていたら、毎日なんとなく流されて生活している自分が情けなくなってきました。他にもいろいろな話しを聞いていたら私の抱えている悩みなんて大した事ないのかなぁ・・・とか、もっと前向きに先のことを考えて行かなくては〜とか改めて実感した次第です。1泊2日はあっという間ですね。全然お手伝いができなくて申し訳ないと思っています。 今度はファームステイでお世話になりたいと考えていますが、その時は、たくさんお手伝いをさせていただきますのでよろしくお願いいたします。 あまり時間がなくて洋子さんご夫妻、武志さん、覚太朗さんとゆっくりお話ができずに少し残念ですが、楽しいビデオを一緒に見れて良かったです。  お父さん、お母さん、おばあちゃん、この2日間大変お世話になりましてありがとうございました。8月27日記
 定年退職して桃栽培に挑戦する方が訪れました。楽しい夢を持って第二の人生を歩こうとしています。私の出来ることで応援したいと思っています。  今秋、埼玉県比企郡に桃園が生まれます。しっかり育てて皆に楽しまれる観光桃園になればいいですね。  七月十三日から三泊四日と八月二十九日から三泊四日の二回分です。
埼玉県比企郡 M.光佑さん
 私は四十年間のサラリーマン生活にピリオドを打ち、第二の人生の『生きがい』を求めて果樹栽培にチャレンジすることを思いたった。
 すでに今年より第一次計画をスタート、栽培予定地に堆肥の搬入、緑肥の種蒔きなど、秋の苗植えを目指し現在土壌づくりに注力している。植えるものは桃を考えているものの知識・経験ともにゼロでなんと心細い限りであったところ、幸いにも雑誌「旅」七月号に掲載された記事「ファームスティに行ってみよう」を見て、山形朝日町の果樹農家「うまいくだもの園」にお世話になることになった。この土地に根を下ろして二十年、実績をもつ奈良崎さんの果樹に対する説明は重みがあリ、過去のやり方にとらわれない奈良崎流新果樹栽培法はユニークで、果樹一本一本の個性を重んじ、木との対話を楽しむかのような栽培術はキャリアニ十年の風格がにじみでて正にプロを感じさせる。七月十日から三泊四日のファームスティはいろいろな果樹を自分の目で確認できたこと、苗植えから一年目、二、三年目毎の剪定実技など貴重な体験であり今後の果樹栽培の上で大きな収穫となつたことには間達いない。血と汗と涙によって蓄積したノウハウをプレゼントして戴いた奈良崎とそのファミリーに心より感謝申し上げます。七月十三日記
同上岡部Mさんの一月後の再ファームスティの体験記
今回の山形行きを決行した目的は、これから私が桃戦する桃の品種選定と栽培技術の修得である。三泊四日のファームスティは果樹園に学び、温泉に憩い、その上奈良崎家の人達との心やさしい人情にふれあい充実した三日間を過ごした。近い将来、私が住む埼玉県の片隅に「小さな桃源郷」を構築することを誓って明日は帰路に着く。奈良崎ファミリーの変わらぬおもてなしに深謝いたします。八月三十一日記
 東京の女子大生が暑い七月に三泊四日で訪れました。元気で楽しい夢を持っている方でした。
東京世田谷区 K.聖子さん
 街の夜は玉虫色の騒音で溢れています。ここの夜は透明感のある音に溢れていることに気付きました。虫の声がどこからか澄んだ響きを運んでくれる。自然に触れる、関わること自体に免疫なしなのに突然ここに来てしまって一体どうなることやらと思い悩んでいたのが三日前。始めてみたら気を張っていた自分がお間抜けのように作業を楽しんでいました。シルバーベルの実をパチンパチンと落とすのが何だか面白くて(多すぎる実を抜く摘果作業をしてもらいました。)、どの実を残してどの実を切るか?試されているみたいでちよっとドキドキしてしまいました。私の一切りがおいしいシルバーペルにつながるのかと思うと急にどれを切っていいんだかわからなくなったり。ぞんな私の周りをカエルがぴよこぴょこ跳ねていたり。朝から仕事して、暑くなったら休憩してお昼寝してそして又作業にいく。雨が降ったら雨の仕事に任せる。このリズムとサイクルは人にとっても果樹たちにとってもちょっといいものだと思う。すごく素敵な生活だな。私はそこがすごいと感じました。ご飯もとてもおいしいし、奈良崎家の人々はとてもとても温かだしいつのまにやらのほほんとした三日間が過ぎていました。今年は就職活動だというのに夏休みにここに入る私・・・。いいのかな・・・??この先どうしよう一とぐるぐる考えていたりもしていたのですがここにきて、お父さんの木の話や水の星の話を聞いているうちにちょぴっと突破口が見えた気がしました。まだ自分のこともよくわかっていないけど東京に帰ってからじっくり考えて動きだしたいと思っています。難しいけど自分の短所に対してもなくしてしまうのでなく大事に付き合ってゆきます。ここの暮らしは東京よりもよっぽど豪華なものです。東京にいてお金を沢山持っていてもここの方がスゴイと私は思うな。えらいとこに来てしまった。さくらんぽも桃も(シャーベット)きゅうりもトマトも極うまでした。うまいくだもの園の中を探険するためだけでも、ぜひぜひも一度来たいです。もちろんお父さんの話の続きも聞きたいし。お母さんのうまいご飯も食べたい!! 狙うは五月の連休だ!! 皆々様大変お世話になりました。そして、四日間ありがとうございました。色の濃い、実のある素敵な日々が送れました。悔い無し。七月二十六日記
 春に訪れたKさんご夫妻のお友達です。全国を台風が暴れ回るあいにくの天候でした。晴れ間をみて園のくだものを、もぎ取り、丸かじりしたりジャムづくりを手伝っていただきました。
O.恵子さん&A.能里子さん
 美味・おいしい・うまい・オイシイ という友人の言葉に行かねばなるまいと思ってやってきました。やっぱり出てくるのは「おいしい・おいしい」それだけ。あいにくの雨だけど雨には雨の過ごし方があり「雨の日には雨が仕事をしている」という言葉に自然体のゆったりしたものを感じ木の話しには自らの来し方、節目節目の子育てを思いつつ「山を見る、木を見る」から「山を視る、木を視る」に少しは変わるかもしれないなーと。淡い期待を抱いています。  おいしいものをおいしいと感じられる、食べられる事の幸せを感じています。それにしてもお腹の出っ張りが気になるミドル・エイジの私です。 同じくお腹の出っ張りが気になるミドル、そう今回はミドル女の二人旅でした。  木が一番のエネルギーをためているという年齢(苗木を植えて最初に剪定する場所を説明しました-園主)を思いかえしてみてあの頃があるから今がある、と言えるかナ・・・・・・・。  次回はぜひ花の時期とさくらんぼのなる頃に来たいです。9月13日記
 山形大学の教育学部の好青年。自分の将来を大切に育てようとしています。しっかり自分を探し出してください。そうすればきっと明るい夢をかなえることができます。 彼女と二人でまたいらっしゃい。
一つの夢を作って帰りました
大切に育てて下さい
K.三男さん
3/1〜3/2  初めて会った時、どう話してよいか分からずアタフタアタフタでした。3/1は将来の事など話しました。奈良崎さんの話しは“いろいろ”。この“いろいろ”の意味は分かりますよね。書ききれないということです。3/2剪定の手伝い。腰が痛かったです。 でも、その後の一ぷくの“リンゴ”これはうまい!!
3/3 山の話(木の話)を聞きました。なんか、話を聞いていると、サングラスの中でウルウルして、何でこんな感情が出てくるか自分でも不思議でした。明日私は奈良崎さんから聞いた山や木の話しで待ちきれず実家の山を見に行きます。
3/4.5 実家
3/6  実家の山は荒れていて超ショックでした。その話しを奈良崎さんにしてみたら、いろいろな提案をしてくれました。何でも考え方で変わってしまうんだなって思いました。 奈良崎さんと話をしていると自然のことだけでなく、人生のこと、考え方、いろいろ学習できます。ちなみにこの話を聞いた僕はまたもや実家に早く帰りたいと思ってしまいました。
3/7  今日は雪のため、仕事は休みになりました。午前中はテレビを見て、午後は遊びに 行き ました(釣り)。  今日の夜、奈良崎さんに習ったことは、たくさん(今回も)ありますが、“清濁合わ せ飲む”ということでしょうか。人間、表があれば裏もあるということです。表ばかり、きれいな所ばかり見るのではなく、自分の汚い部分、自分を嫌う部分もこれからは認めていこ うと思いました。  午前中は仕事をしました(忘れていて、今思い出しました)。ゴールデンウィークの企画 のプリント作り、奈良崎父、母と僕とで作りました。とっても楽しかったです。これから の参考になりました。
3/8  今日はファーマーズマーケット、苗木屋さんに行ってきました。  今日はねむいのでこのへんで......zzzzz
3/9 今日は、ホームページの更新のお手伝いをしました。本当に、いろいろ全てを自分の手 ですることができる。とても楽しくできそうな(自分でも)気がします。この道ではやっていけると思いました。でも、まだ若いのでいろいろ見て、感じて、これからを決めたいと 思います。
 初めてのファームスティでこんないろんな事を感じ取れたこと、本当に感謝しています。 これから私は、いろいろな所でいろいろな刺激を感じとり、進路を決めていきたいと思います。もちろん、家の山の近くには、ベリー類、すぐり、野いちごなどをすぐに植えるつもりです。  将来の夢、それは自分で決めると、あたり前のようでなかなか人は簡単にやっていけない。なぜなら、夢とは自分の本当にしたいこと、夢から何かを学べること、そして、夢 までに自分が成長しなくてはならないものだから。だから、その夢を探すまでに時間が必 要。1回目の就職で夢がかなった人は数少ないだろうと思う。ほとんどの人が「これだ!!」 と思っていないはずと私は思います。だから(人はどうであれ)私は、夢を探しに、何かを 感じとりにいろいろ行ってみます。  もし、私の考えている夢が観光農園であり、保育園を作ることなのであれば、後ほど助 言を頂きにくると思います。そのときは、また、自然の話しを聞かせてください。といっても、またすぐ来ると思いますが...(ヤマメを100匹ぐらい持って)。