うまいくだもの園ファームステイ体験記」No.23

 お付き合いをしてからもう10年が経ちました。花の時は桃の花のように、収穫時期は 桃そのもになりきっている岡部さんが見えるようです。

2009年9/9〜10 O.光佑さん
 
 少しご無沙汰して4年振り、6回目の「うまいくだもの園」奈良崎家を訪問した。
 「うまいくだもの園」との出会いから始まった私の桃栽培は、早いもので10年を経過したことになる。
キャリア10年にもなると埼玉の片隅にある私の「小さな桃園」も自然と名が知れて、花の時期には写真を撮りに大勢の人が集まり、また、収穫期には遠方から 買い求める人が訪れます。作り手として喜びと幸せを感じ、思わずにっこり微笑みます。


  私自身も最近では開花或いは収穫期だけでなく、年間を通した各作業を楽しむことが出来るようになり、 まさに私の描いた「生きがい」となっていることは間違いなさそうです。これからも体が続く限り、楽しみながら桃作りを頑張ろうと考えています。
 スタート時、不安ばかりが先行して全く自信が持てなかった私が何とかここまで辿り着けたのは、園主奈良崎さんの指導の賜物と常に感謝の気持ちを忘れませ ん。
 私の桃づくりのここが出発点であり、原点であることを確認して、今回のファームスティを終わる。
埼玉で桃づくりをする O.光佑

 10月の仙台勾当台公園の販売にも来てくれました。いろんなことを見て経験して自分 ら しい人生を送って下さい。積極的に動き始めた美紀さんにエールを送ります。

2009年9/14   S.美紀さん
 あっという間の2泊3日でした。
 みなさんの優しい笑顔と仕事をしている時の真剣な表情、本当に素敵でした。
 9月という忙しい時期にプルーン、ネクタリンの収穫、桃、りんごの箱詰め、タルト、アップルパイ作りなどたくさんの体験をさせてもらえたこと、とても感 謝しています。
 「果樹はたのしいねー」といつも笑顔で言っていたお父さん、果樹は米や野菜と違うこと、常に先を考え栽培していること、樹のはなし、森の住人のはな し、、、一度で全て覚えきれない程で、聞いてすぐにメモにとって忘れたくないくらいたくさんのおはなしを聞けてよかったです。

 温泉にも連れて行ってもらい、ありがとうございました。
 仕事と家事の両立をこなすお母さんは本当にすごいと思いました。
 ゴーヤ、あけび、みず、月山そば、全て初めて食べました。
「あけびを持ち帰りたい」というずうずうしいお願いにも、畑に行った時、木になっているあけびをとっていただいて嬉しかったです。
 漠然と農業関係の仕事に就きたいと考えていたけど、これから、もっとたくさんの経験をしていきたいと思います。
 それも多分、初めてのファームスティが奈良崎家だったからだと思います。
 充実した3日間を過ごせて幸せでした。
 勾当台公園での販売、必ず遊びにいきます。
 美晴白桃、今まで食べた桃の中で1番美味しかったです。
 みみ、これからもずっと元気でね。
 みなさん本当にお世話になりました。ありがとうございました。

 千葉県から3人の若い方 が来園しました。自分探しの方々です。よい未来を獲得してください。

2009年10/9-10 I.健太郎さん
 始めてお会いしてから、ずっと奈良崎さんの育てているくだものたちにも会いたいなと思っていました。
 現場で聞く話、見るものは、やはり何もない場所で聞くよりも何倍も身にしみてきたように思います。
 一年生の苗木と撮ってもらった写真をしっかりと成長して受け取りに来れる日を心に誓って、日々努力しようと思います!
 K.俊壮さん
 りんごの樹を見て驚きました。軸が(幹が)今まで見たものより太く、結実している枝は細い。未だ樹の良し悪しが分かるレベルにはありませんが、不思議な ことにシルエットに思わずカメラを構えていました。
 各地を巡り様々な農園も見ています。そこにしかないものをここにしかいない自分が見ている。その出会いが今楽しいと感じています。
 独創的、個性的であること、それは樹そのものが無理なく自然に過ごしているとそうなっていくもの、評価され大成すること、それは膝を曲げ、、根を張り、 常に先を目指していくことで到達するもの。
 刺激的なお話をありがとうございました。これから、まだまだ歩いてみようと思います。色々なものを見てまわります。どうせやるならオリジナル!

I.友香さん
 31歳、千葉の南房総で養蜂業を志す新規就農者です。
 この9月に結婚したばかりの連れと一緒にまったくのゼロからはじめようとする中で、観光もしたいしどういう先に売っていくか、色々悩んでいたところ、同 じ31歳から始めて実践してこられた奈良崎さんのお話や樹々を見て、視野が開けてヒントをたくさんいただけました。
 剪定されることで樹は強くなる。夢とプラスになるお金を食べながら毎日種をまいて、自分の仕事、農場という実をならせていきますので!!
 22歳のまじめな好青 年。求めるものは向こうから来たりしない。がんばって引っ張りだせ。自分の生命力を信じて未来を勝ち取ってください。

2010年3/23〜25   K.要介さん
 ここに来る前は色々な頭の中のもやもやを引きずりながら来ました。
 でも奈良崎さん一家と関わる中で、正直、この2泊3日で色々とお話をたくさんしていただいたのですが、1日目は頭がパンクしそうな一日でした。多分自分 は1日目うなずいてばかりで話を何一つしていないかもしれません。むしろお父さんの話を自分の中で吸収するので手一杯でした。
 でも理解できたことはまだ30%か40%くらいだと思いますが、今の自分なりに今の自分、周りの人達の ことを考える心の余裕がこの2泊3日の中で色々な作 業や人との関わり、言霊によって持つかとができたと思います。今は過去のことは「しょうがね」とふんぎりをつけて、前向いて心新たに色々なことを経験し、 進んでいきます。
 今回はやった作業としては、ひたすら剪定するのをずーっと見てる2泊3日でした。普通なら5時間、6時間ひたすら枝を切っていくのをずーっと立って見る のはつまらないし、つらいと思うんでしょうが、自分はおもしろかったです。本当に3月だから雪も残り、葉もついていなく、花芽だけついている、そんな裸の 木だけに、この木はどういう性格なのかとか、この木はどうしたいのかなとか、そんなことをずーっと考えていると、白鳥が空で飛びながら鳴いていたり、風の 音があったり、ダムの水の流れる音があったりと、自分にとっては、いつまでもいられる、そんな場所でした。自分も、もっと大きな木で、たくましい木にな り、そして、色々な動物や植物が寄り付くような大きな木になるよう、これからの人生を歩んでいきたいと思います。ここに書けなかったことも心に刻みながら 歩んでいきたいと思います。


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